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茨城大学地質情報活用プロジェクトのブログ

カテゴリー「その他の活動報告」の記事一覧

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ジオポイント発掘中!in ひたちなか市

現在、プロジェクトチーム百選班は、「茨城県北ジオポイント百選」の作成に向けて現地調査を実施中です。既に数多くのジオポイントが挙がっています。ジオポイント一つ一つがその土地の成り立ちを知るヒントとなります。
ジオポイントとは?


先日、ひたちなか市から大洗方面の調査に向かいました。図書「茨城の自然をたずねて 編集:天野一男」に、海食地形がひたちなか市部田野に残っているということで、地図に示された場所を探しました。

私たちは田んぼの中にある台地の端に、高さ2mほどの露頭(地層が露出しているところ)を見つけました!近づいてみると、それは白色の凝灰岩でした。
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凝灰岩はハンマーで叩いてもすぐに割れないくらい固くなっていました。上の写真中央をみると、水平に続くへこみがあるのが分かります。このへこみは台地の縁にそって点々と続くようです。このへこみは約6000年前の縄文海進のときに、波で削られてできたと言われています。この場所は当時、海岸沿いにあったのですね!この露頭は現在の海岸線からかなり離れているので、縄文海進では海が現在よりもずっと陸側に侵入していたのが分かります。


ジオポイント探しもなかなか容易ではありません。ある程度場所がわかっていても目的の露頭を見つけることができず、断念することもしばしば(汗)
この露頭も、まさか田んぼの中にあるとは…。

道を往復し、草をかきわけ、虫に刺されながら、やっとたどり着いた時には、「あったー!!やっと見つけた!」と気持ちが高まります。宝探しみたいですね。


☆ブログをご覧の方へ☆
私たちは、茨城県北地域においてジオポイント候補を募集中です!
-こないだ観光に行った時、よく露出した地層を見た-
-通勤・通学途中にこんな変わった岩がある-
などありましたら、できる限り詳しい情報をいただけないでしょうか?後日プロジェクトメンバーが調査に向かいます。
お問い合わせはこちらへgeo_tourism@hotmail.co.jp
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秋晴れですね

新学期もはじまり、いつの間にかに秋になっていました。
秋の空は澄んでいてとてもきれいですね。


はじめまして、こんにちは!
新規メンバーの藤原です。教育学部の2年生です。
そうです・・・!教育学部です!!地学を履修したことはありません。
そんな私もジオパークの魅力に迫るために勉強中です!


さて私の初ブログでは、日立地域の地質観光まっぷ作成のため、9月24日に先輩方と現地調査に行って来た様子をお伝えします。この日もよく晴れた青空でした。気分よく現地調査に出発です!

まずはウミユリ化石をみにいきました。道路のすぐ横の土手の石の中に散らばっています。私ひとりでは気付かないで通りすぎていたような場所です。化石がこんなに簡単に見られるなんて、驚きです。

次に向かったのは諏訪の水穴です。
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水穴と言うだけあって、洞窟のような穴の中に水が通っています。とても大きな穴なのですが、どうやってあいたのでしょう?気になります・・・!

さらに車を走らせ、途中で玉簾の滝を見て、次に到着したのは御岩神社です。杉林の中にあり、ハイキングコースになっています。
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ここでの見どころは、なんと言っても三本杉!

見上げていると首がつらくなるほど、高くて大きいです!


御岩神社を出る時におみくじをひきました。・・・どきどき・・・かさかさ・・・「吉!」う~ん、まあまあですか?これからもっと努力しなさいってことなんでしょうね☆^^


お昼休憩を挟み、向かった先は日鉱記念館です。日立を語るのにこの場所を抜くことはできないのではないでしょうか。日立鉱山の歴史がわかります。日立の発展が鉱山、つまり自然の山によって支えられていたということには感動です。改めて思いました、自然ってすごいですね!

車の中からは、大煙突が見えました。
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この日最後の調査場所は、竪破山です。
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ここでは、太刀割石という石がみられます。ちょっと危ない細い山道を車で行き、登山口に到着!・・・しましたが、辺りが薄暗くなってしまったので登ることはできませんでした。残念です。


24日の調査はこれで終了です。あえてここでは各ポイントのみどころの写真を載せませんでした。地質観光まっぷ完成までのお楽しみということでお願いします♪今後も完成にむけてがんばります!
(藤原)

茨城県北ジオポイント百選候補の募集について

現在、地質情報活用プロジェクトでは、茨城県北地域におけるジオポイント百選の選定を行っています。


ジオポイント―Geo Point―とは?

ジオ(英語で地球、大地の意)の魅力あるポイント(地点)のことです。
また、複数の関連するジオポイントの集合体を「ジオサイト(Geo Site)」と位置づけています。
ジオサイトにルートを設定し、パンフレットにしたものが「地質観光まっぷ」です。

ジオポイント百選の選定は、プロジェクトの今年度からの活動の柱のひとつです。茨城県におけるジオパーク設立に向けた地質学的な基盤整備としての意義はもちろんのこと、地域の人々がその地域のジオをより身近に感じるきっかけづくりとして重要であると考えています。

茨城ジオポイント百選の選定

百選の選定について以下の基準を除き、規模や場所などの制限は設けていません。

  1. 地理学・地質学的に、あるいは地域にとって重要な地質や地形など
  2. 文化や人々の生活に結びついた地質・地形
  3. 特別の手続きなく誰でも訪れることのできる場所
  4. 茨城県北地域(大子、常陸大宮、城里、常陸太田、那珂、北茨城、高萩、日立、ひたちなか、東海、大洗)の各市町村内にあること

百選候補の募集について

上記のジオポイント百選の選定基準に該当するポイントについて、地域の皆様からも応募頂きたいと思います。
身近なポイントについて、これぞ!というものをぜひともお知らせください。
応募のあった地域については、当プロジェクト内で議論・選定します。
応募の際はプロジェクトのメールにお願いします。そのポイントのことがわかるできる限り確実な情報をお知らせください。


本記事は地質情報活用プロジェクトホームページ内の茨城県北ジオポイント百選のページより引用しました。
そちらも併せてご覧下さい。

8月26日の五浦ジオツアー報告&イベント告知

こんにちは!!どうも僕です。オヤマです。9月も中旬にはいり、だいぶ涼しくなってきましたね。

そんなすごしやすい季節ですが、今回はちょっとさかのぼって8月下旬、暑い暑い日に行ったジオツアーについて紹介したいと思います。

今回私たちは、高萩グリーンツーリズム推進委員会の方から依頼を頂き、五浦海岸・花園渓谷にてジオツアーを行いました。

高萩グリーンツーリズムとは、高萩の自然や魅力をハイキングやこんにゃくづくり体験学習などのツアーを通して伝えようと活動されている方々です。これまでの山の木々や草花、自然と触れ合うツアーに加え、さらに地質的な見方ができたらおもしろいんじゃないか!ということで、意欲満々、申し込まれたそうです。

光栄です。気を引き締めなければなりません。それではツアーの様子を紹介したいと思います。

午前の部。五浦海岸。青い海。青い空。ちょっとしたリゾート気分 です。
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ここは五浦海岸では有名な「忘れじの碑」したの海岸。

写真では分かりにくいですが、左の写真の岬の上には「茨城県天心記念五浦美術館」があります。ここで五浦の大地の成り立ちと、景勝地として名高い五浦海岸の海岸地形のでき方の紹介をしました。皆さんメモをとり真剣です。地形の成り立ちなど興味のある方はぜひ地質観光マップ⑤五浦海岸を見てください!!

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これは海食洞といい、波の力でできたちょっとした洞窟です。中はひんやりと涼しく、望む青い海は最高です。ただ、波には気をつけましょう、 、 、びしょびしょです。

さあ気を取り直して午前のポイント2。そして午後の部、花園渓谷行ってみよう!
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写真の右中央。赤い建物分かるでしょうか?これが、岡倉天心が晩年居を構えたという六角堂です。

ここは六角堂がある「茨城大学五浦美術文化研究所」隣の公園奥の階段を下りて行った所にあります。写真の下に見えるようなごつごつした硬い岩が特徴で、コンクリーションと呼ばれています。なんとこの硬い岩の中からは多くの貝化石が発見されています。さらにこの場所ではムカシオオホホジロザメという巨大なサメの歯の化石も発見されています。

サメの歯、 、 、は難しいはずですが、貝化石は見つかると思います。階段を下りて足場の先。よく探してみてください。行く時には潮の満ち引きは要確認です!また足場も悪いので、干潮を狙い、足もとに十分気をつけて見に行ってくださいね。 


午後の部、花園渓谷。

ここでは変成岩というものを観察しました。ある岩石が、地下深くで熱や圧力によって性質が変化したものを変成岩といいます。 

花園渓谷では山を登るにつれて、その変成作用が強くなる様子が観察できます。 ということで私たちは山登りを始めました。斜面の急なこと急なこと。結構な山道です。しかしそこはグリーンツーリズムの方々。すいすい歩いていきます。

さらに途中の草花や、高萩の他のスポットなどたくさんのことを教えていただきました。落ち着いた語り口や、豊富な知識、自然なふるまい。どんどん引き込まれてしまいます。見習わなければ!!

話によると10月に主催のイベントを行うそうです。参加したくなっちゃいました。この高萩グリーンツーリズム主催のイベントの詳細を、記事の最後に載せましたので、気になる人はぜひご覧ください。

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これは観察の様子です。皆さん岩に手をあてじっくり観察しています。そのなかでザクロ石と呼ばれる赤い鉱石を見ることができました。ザクロ石は赤い多角形の鉱石です。皆さんは見つけられますか?

これにてジオツアー終了です。ぱっぱと紹介しましたが雰囲気は伝わったでしょうか?

その夜、私たちは高萩グリーンツーリズムに招待され、BBQ&温泉を楽しんできました。
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上がBBQの様子です。お肉はもちろん、グリーンツーリズムのメンバーの方が作られた野菜、特にスイカは格別でした。食べて飲んで、メンバーの方の少年時代などたくさんのお話を聞かせていただきました。

学生の私たちにとってこういった機会を持てることはとても貴重で、楽しい時間を過ごさせていただきました。

最後にこの場をお借りして改めた高萩グリーンツーリズムの方々に御礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。

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五浦海岸でとった記念の一枚。なかなかいい写真でしょ?

(小山)


高萩グリーンツーリズム推進委員会主催イベント告知

「万葉の道・赤浜海岸を歩き、赤浜農家での芋ほり&食事交流会」

 

主催:    高萩グリーンツーリズム推進委員会
共催:    赤浜新鮮野菜販売会
日時:      平成21年10月18日(日) 集合時刻:午前9時
集合場所: 高萩市松久保工業団地北端の市営基地駐車場
参加費:   一人1,500円 小学生以下は500円
募集人数: 30名
締め切り:  10月11日
昼食:      トン汁などを含め主催者が用意
お土産:    サツマイモ 2キロ
*雨天決行(中止の場合は主催者より連絡)

申し込み先: 高萩市下手綱1964-8 山田 成(やまだ しげる)(高萩グリーンツーリズム推進委員会)
電話(FAX)0293-23-6946


リピーターも多く、前回のツアーでは募集人数を大きく超えての問い合わせが来たそうです。

興味のある方はもちろん、山歩きや自然が好きな方、ご家族ご友人を誘って参加してみてはいかがですか?お子様もきっと楽しめるはず。

たまには自然の中で体をぐぅ~っとのばして、地球を感じてみてください!!

*本イベントについてのお問い合わせ等は、高萩グリーンツーリズム推進委員会にお願いいたします。

ホームページ

地質情報活用プロジェクトのホームページ・ブログの管理、地質観光まっぷデザインの監修を主に担当している伊藤です。


今回はホームページの話です。


いきなりですが、気象や地震に関する情報を、皆さんはどこで手に入れていますか?

「ヤフーから」という答えが多いような気がします。私もその一人です。

ただ、それと併せて気象庁のホームページもよく見ています。

気象や地震以外にも、火山や海洋に関する情報などの幅広いコンテンツを、現在のものから過去のものまで見ることができる気象庁のホームページですが、先日ひさしぶりに見てみたら、リニューアルされていました。

各コンテンツに、イラストや短い解説が付いて分かりやすくなっていますね。



プロジェクトのホームページも、今年の2月にGoogleサイトを利用してリニューアルし、少しずつ充実させて多くの人が訪れるようなものにしたいと思っていますが、なかなか大変です。

もともと絵を描いたり何かをデザインしたりという事が好きなので、ホームページも地質観光まっぷも、いかにも素人が作ったようなデザインにならないようにと心掛けていますが、デザイン以上に技術力の壁が大きく立ちはだかっています。

デザインというものは無限にあるので、「地質」を分かりやすく伝えるためにああしたい、こうしたいと、いろいろ湧き上がってくるのですが、技術が無いために実現できず、頭の中に閉じこもったままのデザインがたくさんあります。



ところで、新しい気象庁のホームページを見ていて初めて気づきましたが、気象庁にマスコットキャラクターがいたんですね。

名前は「はれるん」というそうです。太陽、雲、雨をモチーフとしていて、かわいらしいキャラクターです。3、4年前に決まっていたようですが、全く知りませんでした・・・。



プロジェクトも活動開始から3年目となり、その中で何人(?)かのキャラクターが生まれています。
今後ホームページかブログで紹介できたらいいなと思っているので、地質観光まっぷに登場している彼らを見て気になっていた方は、ご期待ください。
(伊藤)

地質情報活用PJとは

地質情報活用プロジェクトとは、茨城大学で地質学を専攻する学生によるプロジェクトです。プロジェクトでは、地質の見所をまとめた地質観光まっぷの製作や、その見所をプロジェクトメンバーが実際にご案内するジオツアーを行うなど、ジオツーリズムによる地域振興を目指しています。

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