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茨城大学地質情報活用プロジェクトのブログ
湖沼の種類
湖沼は、生物生産と環境要因によって分類することが出来ます。この分類の仕方を「湖沼型」と言い、調和型湖沼と非調和型湖沼の2つに大別されます。
では、「調和型湖沼と非調和型湖沼の違いは何なのか?」ということですが、平たく言えば生物の生産活動の調和が取れているかいないかの違いとなります。
調和型湖沼は生物に必要な成分が適度にあり、生産者と消費者がバランスを保っている湖沼で、栄養状態によって以下のように分類することができます。
- 富栄養湖:リンや窒素といった栄養塩類濃度が高く、生物生産活動が極めて活発。栄養がたくさんあるのでプランクトンが大量発生し、水質汚濁が起こりやすい湖です。また、水の透明度が低いので外見も汚く見えます。 栄養塩類濃度が富栄養湖の基準よりさらに高いものを過栄養湖といい、 地質観光まっぷを作成した霞ヶ浦はこれに該当します。
- 中栄養湖:栄養塩類濃度が中程度の湖で、生物の住みやすさや汚濁などを考えると調和型湖沼の中で一番良い状態と言えます。
- 貧栄養湖:栄養塩類濃度が低いため、生物生産活動があまり活発ではなく、生物の数は少ない湖です。しかし透明度が高く、水が澄んで見えるため外見的にはきれいに見えます。
非調和型湖沼は生物にとって不必要な物質や条件が過剰にあるため、生物があまり生存できず、全生産および部分生産が非調和な湖沼です。水質の特徴によって以下のように分類することができます。
- 腐植栄養湖:腐植した有機物が多量に溶け込んでいる湖。溶け込んでいるフミン酸などの腐植質が原因で水の色は黄褐色から褐色の色に見えます。
- 酸栄養湖:pH5.0以下の酸性の湖水であるもの。火山や硫黄泉付近に多く見られます。一般に生物の種類は少ないですが、特定の種が多く存在することがあります。
- アルカリ栄養湖:pH9.0以上のアルカリ性の湖水であるもの。アルカリ栄養湖で大発生する藍藻類はフラミンゴの主食ということなので、フラミンゴが集まっている湖では大概はアルカリ性であると言えますね。
これから研究を進めていって、水戸の千波湖ではどんな珪藻が多く出現するかを報告できればと思います!
(図子田)
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