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茨城大学地質情報活用プロジェクトのブログ

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学生フェスティバル

はじめまして。今年度からプロジェクトに参加している2年の花川です。


皆さんは学生フェスティバルというものをご存じですか?

学生フェスティバル、略して学フェスは毎回各大学が持ち回りでホストとなり、その土地の地質を紹介するイベントです。

学フェスの歴史ははるか昔、イザナギノミコトが日本列島を創った時から・・・なんていうのは冗談です。学フェスに参加していた先輩いわく、なんと7年前から途切れることなく続いている伝統あるイベントだそうです。



今年は3月に茨城大が、9月に信州大がホストとなって行われました。
今回、9月5,6,7日に行われた学フェスに参加したので、その様子を紹介したいと思います。
2ecf6736.jpeg
上の写真は中央アルプス駒ケ岳の写真です。
山頂のほうは雲がかかっていてよく見えませんね。

白く見える石はすべてカコウ岩という、地下深い所で出来た岩石です。


なぜこんなにも石がごろごろと転がっているかというと、およそ4.5万年前に、この山を覆っていた氷河が表面を削りとり、その山体を構成していたカコウ岩などの残骸が残っているためと言われています。


また、この山の標高はなんと2956m(!)もあります。

登山初体験の私ですが、がんばってなんとか頂上まで辿りつくことができました。
ebe1341a.jpeg

さて、この山はなぜこんなにも高いかというと、それは断層運動の結果であると考えられています。

長野には中央構造線という大きな断層があり、その中央構造線などの度重なる断層運動によって駒ケ岳を含む木曽山脈が隆起しました。


断層の運動が約3000mもの山を生むなんて、本当にすごいですね!


皆で山を登るというのは楽しいですね!
今回の学フェスでは他にもたくさんの物を見、聞きしとても勉強になりました。あと、信州大の方々のお酒の強さも(笑)

また、登山の翌日には前述の中央構造線の博物館に行ってきました。
断層運動によって生まれた岩石などが展示してあり、とても興味深いものでした。


学フェスは、その名の通り学生による学生のためのイベントです。

そのため、一般の方にとっては少々近づきがたいものがあると思います。
もっと多くの方に地質の面白さを知ってもらうため、このプロジェクトのメンバーとして頑張っていこうと思います。
(花川)

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地質情報活用PJとは

地質情報活用プロジェクトとは、茨城大学で地質学を専攻する学生によるプロジェクトです。プロジェクトでは、地質の見所をまとめた地質観光まっぷの製作や、その見所をプロジェクトメンバーが実際にご案内するジオツアーを行うなど、ジオツーリズムによる地域振興を目指しています。

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