プロジェクトの活動報告・イベント案内など
茨城大学地質情報活用プロジェクトのブログ
大子班、現地調査に行ってきました!
現在プロジェクトでは、茨城県内の地質的な見所、「ジオポイント」を発掘しています。この活動は、今年度の目標である『茨城県北・地質百選』作成に向けた取り組みです。
プロジェクトメンバーは地域毎に班分けされています。
今回は、8月6日に現地調査を行った大子班の活動をご報告します!
大子町には滝が多く存在します。
少し視点を変えて滝を見てみましょう。
「滝を造る岩」は、大まかに大子町東部と西部では異なっています。
袋田の滝など大子町東部の滝は、約1200万年前という大昔に海底で噴火した火山です。この時代、大子町は深い海の中にあったのです。
大子の成り立ちについて、詳しくは「地質観光まっぷ③袋田の滝」を参照ください。
八溝山周辺に多い大子町西部の滝は、袋田の滝よりもさらに古い時代にできた砂や泥の岩から成ります。
大子町は大昔から長い年月をかけて、大地が傾いたり、海に沈んだりしてきました。地球のダイナミックな動きを感じませんか?
下の写真は袋田の滝の上流にある「生瀬の滝」です。
木々に囲まれた展望台から見る滝はとても涼しげで、暑い夏には最高でした!
急な階段を上った甲斐がありました(汗)
岩肌をよく見ると、ゴツゴツとした大小の石がたくさん詰まっています。この石の周りだけが緻密になった「急冷縁」が見られることがあります。水中に溶岩が噴出し急に冷やされた証拠です。
また、マグマの成分が違うと、水中に噴出した時の固まり方も違います。生瀬の滝のように、溶岩がバラバラに砕かれてゴツゴツとした石がたくさん作られる例や、砕かれずに枕状の連なりが出来る例があります。
下の写真は、生瀬の滝のさらに上流の様子です。
ここではゴツゴツした岩が、家が建っているところまでで終わっていて、その上流で細かな砂や泥から成る岩に変わりました!火山活動が落ち着き、静かな海の底になったのでしょうか。
写真で奥に見える家の下はゴツゴツした岩。
手前の河床は細かい砂や泥に変わっている。
次に私達は「月待ちの滝」に向かいました。
写真のように滝の裏側に入ることができます!!
月待ちの滝も、ゴツゴツとした岩からなります。
滝のすぐ側には滝見茶屋「もみじ苑」があります。
こちらのご主人いわく、月待ちの滝は日本一やさしい裏見の滝だそうです!
なぜ日本一なのか、その根拠は・・・?と疑問に思ったので訪ねてみると丁寧に説明してくださいました。
なんとご主人自ら日本全国にある裏見の滝を調査し、滝の裏側に入れるか・滝までの道のり・安全さ・景観などを詳細に調べたそうです!その結果、国道からも近く♪駐車場があり♪簡単に滝裏に行けて♪食事もできる♪この月待ちの滝が日本一に輝いたそうです。
また、ご主人は日本全国のそば屋をめぐる旅も行っています!
急な訪問でご迷惑をおかけしたにも関わらず、参考になるお話を聞かせていただいてありがとうございました!お蕎麦大変おいしかったです♪
そこから八溝山へ向かいました。八溝山は標高1022mあり、茨城県で最も高い山です。
車で山頂まで行けます。登っていく途中で周囲はスギ林から落葉広葉樹林に変わり、ダケカンバなどの亜高山帯の植生がみられます。
展望台からの景色、とても曇っていて残念です。今年の夏は、太陽の出番が少ないですね。
八溝山には湧水群があり、日本名水百選に選ばれた「五水」があります。
どうして美味しい水が湧き出るのでしょうか??
続きは地質百選の完成をお楽しみに☆
プロジェクトメンバーは地域毎に班分けされています。
今回は、8月6日に現地調査を行った大子班の活動をご報告します!
大子町には滝が多く存在します。
少し視点を変えて滝を見てみましょう。
「滝を造る岩」は、大まかに大子町東部と西部では異なっています。
袋田の滝など大子町東部の滝は、約1200万年前という大昔に海底で噴火した火山です。この時代、大子町は深い海の中にあったのです。
大子の成り立ちについて、詳しくは「地質観光まっぷ③袋田の滝」を参照ください。
八溝山周辺に多い大子町西部の滝は、袋田の滝よりもさらに古い時代にできた砂や泥の岩から成ります。
大子町は大昔から長い年月をかけて、大地が傾いたり、海に沈んだりしてきました。地球のダイナミックな動きを感じませんか?
下の写真は袋田の滝の上流にある「生瀬の滝」です。
木々に囲まれた展望台から見る滝はとても涼しげで、暑い夏には最高でした!
急な階段を上った甲斐がありました(汗)
岩肌をよく見ると、ゴツゴツとした大小の石がたくさん詰まっています。この石の周りだけが緻密になった「急冷縁」が見られることがあります。水中に溶岩が噴出し急に冷やされた証拠です。
また、マグマの成分が違うと、水中に噴出した時の固まり方も違います。生瀬の滝のように、溶岩がバラバラに砕かれてゴツゴツとした石がたくさん作られる例や、砕かれずに枕状の連なりが出来る例があります。
下の写真は、生瀬の滝のさらに上流の様子です。
ここではゴツゴツした岩が、家が建っているところまでで終わっていて、その上流で細かな砂や泥から成る岩に変わりました!火山活動が落ち着き、静かな海の底になったのでしょうか。
写真で奥に見える家の下はゴツゴツした岩。
手前の河床は細かい砂や泥に変わっている。
次に私達は「月待ちの滝」に向かいました。
写真のように滝の裏側に入ることができます!!
月待ちの滝も、ゴツゴツとした岩からなります。
滝のすぐ側には滝見茶屋「もみじ苑」があります。
こちらのご主人いわく、月待ちの滝は日本一やさしい裏見の滝だそうです!
なぜ日本一なのか、その根拠は・・・?と疑問に思ったので訪ねてみると丁寧に説明してくださいました。
なんとご主人自ら日本全国にある裏見の滝を調査し、滝の裏側に入れるか・滝までの道のり・安全さ・景観などを詳細に調べたそうです!その結果、国道からも近く♪駐車場があり♪簡単に滝裏に行けて♪食事もできる♪この月待ちの滝が日本一に輝いたそうです。
また、ご主人は日本全国のそば屋をめぐる旅も行っています!
急な訪問でご迷惑をおかけしたにも関わらず、参考になるお話を聞かせていただいてありがとうございました!お蕎麦大変おいしかったです♪
そこから八溝山へ向かいました。八溝山は標高1022mあり、茨城県で最も高い山です。
車で山頂まで行けます。登っていく途中で周囲はスギ林から落葉広葉樹林に変わり、ダケカンバなどの亜高山帯の植生がみられます。
展望台からの景色、とても曇っていて残念です。今年の夏は、太陽の出番が少ないですね。
八溝山には湧水群があり、日本名水百選に選ばれた「五水」があります。
どうして美味しい水が湧き出るのでしょうか??
続きは地質百選の完成をお楽しみに☆
(滝本)
PR
この記事へのトラックバック
トラックバックURL
地質情報活用PJとは
関連ウェブサイト
カレンダー
最新記事
(12/19)
(12/07)
(09/02)
(08/26)
(08/25)
アーカイブ
カテゴリー
ブログ内検索
カウンター
最新コメント
[05/23 ジオ子]
[08/27 Geo-mania]
[08/25 Geo-mania]
[06/27 うちこし さかえ]
[06/23 うちこし さかえ]
最新コメント
[05/23 ジオ子]
[08/27 Geo-mania]
[08/25 Geo-mania]
[06/27 うちこし さかえ]
[06/23 うちこし さかえ]
この記事へのコメント