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茨城大学地質情報活用プロジェクトのブログ
火山をつくろう!
10月10から12日にかけて、神奈川県立生命の星・地球博物館にて火山学会秋季大会が行われました。
僕はそのなかでポスター発表を行いましたが、今回はその話は置いておいて・・・
学会に合わせて、隣接する温泉地学研究所で「火山をつくる」実験が行われたのですが、これがとてもおもしろかったので紹介します!
火山を作る過程を、順を追って紹介していきます。
まずは火山をつくるための台を準備します。台の中央には火口となる穴が開いています。
木やプラスチックのボードでも作れそうですね。
次に使い古した油です。
これがドロドロのマグマの代わりになります。油には固めるテンプルを入れておきます。40℃以下になると固まるので、60数℃に保温します。
火山はドロドロの溶岩を流すこともありますが、同時に火山灰や軽石など、火砕物(テフラ)と呼ばれるものも噴出させます。これを色砂で代用します。色は数色あると、最後におもしろくなりますよ。
油と砂を準備したら、プラスチックの「マグマ溜り」にそれぞれ入れます。
油を扱うときはやけどしないよう気をつけてくださいね。
まずは、油を入れた容器を台にセット。実験で使用したものは、容器を台の穴にネジのように回して固定できるように加工してありました。
セットして、容器をそーっと押してみると・・・
溶岩流が出てきました!台が平らなので、火口の周り全体に溢れています。30秒ほどすると溶岩は冷えて固まっていきます。
溶岩を流す前にある程度冷やしてやると、さっきのようにさらさらとは流れず、もこもこと高まりを作りました。まるで溶岩ドーム!?
溶岩流を流して、冷やしてを何度も繰り返すと、溶岩流が何枚も積み重なっていきます。
油の次は、テフラを噴出させてみましょう!
油が火口を塞いでしまっているので、棒を火口の上から落として通路を開けてあげましょう。この作業を忘れると、思わぬところから噴火が起きてしまうので忘れずに!
砂を入れる容器には、下の方にあらかじめ小さな穴を開けておきます。砂を入れたら火口にセットし、容器の穴にエアーダスターのノズルを差込みます。
そうしてエアーを容器に送り込むと・・・
テフラが勢い良く出てきました!噴煙柱です!
砂が目や口に入るかもしれないので、メガネやマスクをしておくといいですね。
噴煙柱の高さの限界に挑戦!?
テフラを多く噴出した火山は、下のように火砕丘をつくります。
溶岩流とテフラを交互に何度も噴火させると、火山がどんどん成長して高くなっていきます。
はじめは四方に広がって流れた溶岩流は、次第に低い方へ谷を埋めるように流れるようになり、1つの方向性をもって流れるようになります。
流しすぎて台から溢れそうです・・・。
溶岩流と降下テフラの噴出を繰り返した火山の断面を見てみましょう!
きれいに積み重なっていますね。これが成層火山です。砂の色を変えながら何度も噴火させるとさらにキレイになりますよ。
お父さんお母さんはきれいな火山を作ろうと計画的に噴出させるマグマの量などを考えていましたが、子供達はどうでもいいようで、溶岩流をドバっと流したり、テフラを延々と噴出させ続けたりと、お父さんお母さんを困らせていましたね・・・。
それでも少しずつ成長していく火山を見て、みんな楽しそうでした!
材料は全てホームセンターで揃うようなものですので、皆さんもぜひトライしてみては!?
*実験を行う場合は、汚れてもいい場所・格好で、安全に十分気をつけて行ってください!
僕はそのなかでポスター発表を行いましたが、今回はその話は置いておいて・・・
学会に合わせて、隣接する温泉地学研究所で「火山をつくる」実験が行われたのですが、これがとてもおもしろかったので紹介します!
火山を作る過程を、順を追って紹介していきます。
まずは火山をつくるための台を準備します。台の中央には火口となる穴が開いています。
木やプラスチックのボードでも作れそうですね。
次に使い古した油です。
これがドロドロのマグマの代わりになります。油には固めるテンプルを入れておきます。40℃以下になると固まるので、60数℃に保温します。
火山はドロドロの溶岩を流すこともありますが、同時に火山灰や軽石など、火砕物(テフラ)と呼ばれるものも噴出させます。これを色砂で代用します。色は数色あると、最後におもしろくなりますよ。
油と砂を準備したら、プラスチックの「マグマ溜り」にそれぞれ入れます。
油を扱うときはやけどしないよう気をつけてくださいね。
まずは、油を入れた容器を台にセット。実験で使用したものは、容器を台の穴にネジのように回して固定できるように加工してありました。
セットして、容器をそーっと押してみると・・・
溶岩流が出てきました!台が平らなので、火口の周り全体に溢れています。30秒ほどすると溶岩は冷えて固まっていきます。
溶岩を流す前にある程度冷やしてやると、さっきのようにさらさらとは流れず、もこもこと高まりを作りました。まるで溶岩ドーム!?
溶岩流を流して、冷やしてを何度も繰り返すと、溶岩流が何枚も積み重なっていきます。
油の次は、テフラを噴出させてみましょう!
油が火口を塞いでしまっているので、棒を火口の上から落として通路を開けてあげましょう。この作業を忘れると、思わぬところから噴火が起きてしまうので忘れずに!
砂を入れる容器には、下の方にあらかじめ小さな穴を開けておきます。砂を入れたら火口にセットし、容器の穴にエアーダスターのノズルを差込みます。
そうしてエアーを容器に送り込むと・・・
テフラが勢い良く出てきました!噴煙柱です!
砂が目や口に入るかもしれないので、メガネやマスクをしておくといいですね。
噴煙柱の高さの限界に挑戦!?
テフラを多く噴出した火山は、下のように火砕丘をつくります。
溶岩流とテフラを交互に何度も噴火させると、火山がどんどん成長して高くなっていきます。
はじめは四方に広がって流れた溶岩流は、次第に低い方へ谷を埋めるように流れるようになり、1つの方向性をもって流れるようになります。
流しすぎて台から溢れそうです・・・。
溶岩流と降下テフラの噴出を繰り返した火山の断面を見てみましょう!
きれいに積み重なっていますね。これが成層火山です。砂の色を変えながら何度も噴火させるとさらにキレイになりますよ。
お父さんお母さんはきれいな火山を作ろうと計画的に噴出させるマグマの量などを考えていましたが、子供達はどうでもいいようで、溶岩流をドバっと流したり、テフラを延々と噴出させ続けたりと、お父さんお母さんを困らせていましたね・・・。
それでも少しずつ成長していく火山を見て、みんな楽しそうでした!
材料は全てホームセンターで揃うようなものですので、皆さんもぜひトライしてみては!?
*実験を行う場合は、汚れてもいい場所・格好で、安全に十分気をつけて行ってください!
(伊藤)
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