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茨城大学地質情報活用プロジェクトのブログ

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10/15 県北生涯学習センターのジオツアー(現地研修)

10/15(土),県北生涯学習センター主催で,茨城県北の花貫渓谷と五浦海岸でジオツアー(現地研修)が行われました.
この場へ地質情報活用プロジェクトから図子田,花川,そして私細井の3名が補佐として参加してきました.
IMGP2167.JPG
 
午前:花貫渓谷
 当日は全国的に雨であり,茨城でも朝から雨が振り続いていました.その為,写真が撮れませんでした.しかし,受講生全員がレインコートや傘を差し,花貫渓谷の道を歩きました.
 花貫渓谷一帯は花崗岩(別名:御影石)と呼ばれる石材としてもよく使われる岩石からなっています.この花崗岩は地下でマグマがゆっくり冷え固まったためとても固い岩石なのですが,風化に弱いという一面を持っています.その為,3/11の震災でも弱くなったところから崩壊を起こしたようです.雨の中,受講生の方々は熱心に講師の天野先生の話を聞き,学んでおりました.
 
午後:五浦海岸
 まず,五浦海岸付近にある「よう・そろー」へと向かいました.この頃になると,幸運にも雨が上がり,傘をささなくても良くなりました.この場所は3/11の津波被害を受け,まだ営業の再開ができていません.その為,建物には津波の高さを表す痕跡が残っていました.海面から2mほど高い場所にあるので,写真で見て分かる津波の高さを足し,津波の高さはこの場所で約4mくらいであったと思われます.
IMGP2157.JPG
 続いて「よう・そろー」から1kmほど東に進んだ五浦海岸へと向かいました.
ここは断崖絶壁が続いている場所です.海面から数mの場所には美しい六角堂が建っていましたが,津波によって跡形もなくさらわれてしまいました.
IMGP2172.JPG
3/11当時の話では,津波は約10mの高さに及んだとのことです.
 さきほどの場所と比べ,五浦海岸のほうが津波が高かったことが分かります.両者は近接しているのに津波の高さは倍違います.
 最後に長浜海岸へと移動し,インタープリターの鈴木さん・鹿田さんから風船爆弾と地質についてお話がありました.戦時中,アメリカへと飛んできた風船爆弾がどこから来たものなのかを見破ったのが地質屋というお話です.
IMGP2196.JPG
 
私自身この講座のお手伝いは2回目なのですが,毎回受講生の皆さんのやる気の高さに驚かされます.地元の方々がますます興味を持ってもらえたらと思いました.
 
 
(お昼)
お昼はジオパークに多々協力したいただいてます五浦観光ホテルさんの好意により,ホテル内で特別に昼食を頂きました.とてもおいしいご飯を頂くことが出来ました.ありがとうございました.
IMGP2161.JPG
 
(細井)
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地質情報活用PJとは

地質情報活用プロジェクトとは、茨城大学で地質学を専攻する学生によるプロジェクトです。プロジェクトでは、地質の見所をまとめた地質観光まっぷの製作や、その見所をプロジェクトメンバーが実際にご案内するジオツアーを行うなど、ジオツーリズムによる地域振興を目指しています。

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